辰巳湯のあゆみ

初代・祖父と祖母の干支が辰巳湯の名前の由来です

辰巳湯が創業したのは、昭和3年(1928年)。
祖父が辰年、祖母が巳年だったことから「辰巳湯」と名付けました。
そして、創業した年もちょうど辰年でした。
当時としては当たり前でしたが、男湯と女湯の間に番台があるスタイルでした。

創業者が大切にしていた1枚の絵がお客様をお迎えしています

入り口の正面に掛けている「錦鯉の油絵」は、創業者の思い出の一品です。
これは、新潟県の山古志村出身の祖父が写真に撮ったものを画家に頼んで描いてもらい、大切にしていたもの。山古志は錦鯉の養殖で有名な土地なんですよ。
創業者の思いを受け継ぎながら、絵と共に「どうぞ温まっていってください」と皆様をお迎えしています。

ビル型の銭湯に建て替えをしました

創業時の建物は、高い煙突に瓦屋根の宮造り風木造建築の銭湯でした。
愛着がありましたが老朽化により、 平成4年(1992年)に惜しくも取り壊しました。
翌年、平成5年(1993年)に、現在の露天風呂付きのビル型銭湯(ランドリー併設)に建て替えて営業を再開。
こうしたビル型銭湯も流行し出した時期でした。
一新を機に、創業者である祖父母から託され、両親と私たち長男夫妻4人で世代交代をいたしました。

掃除は念入りに「いつも気持ちよく」を心がけています

辰巳湯の洗い場は小さめですが、掃除をしやすいという利点もあります。
「お客様にいつも気持ちよく入っていただく」ことを信条に、閉店してから2時間かけてきっちり掃除をしています。これは銭湯を任されてから、私たちがずっと守り続けていることです。
現在、練馬駅周辺の銭湯は辰巳湯だけになってしまいましたが、ほんのひと時、ゆったりしていただけたら幸いです。

地域と共に…。商店街のなかにある銭湯です

辰巳湯は商店街のほぼ真ん中にあります。商店街の理事を務めていることもあり、商店街イベントでスタンプラリーの抽選会場としてロビーを提供することもあります。
銭湯帰りには、地元の商店街でお食事やちょっと一杯…魅力的な個人店がたくさんありますよ。お買い物したり、どうぞ楽しんでいってください。

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